コマンド操作系の一覧

ここからは

「ディスク操作関連」のコマンドについて、

Windows, MacのCUIコマンドを比較しながら習得を目指す。

今回は、以下のコマンドを解説する。
  1. ディスクエラーのチェック
  2. ディスクのフォーマット
  3. パーティションの表示
  4. ディスクのマウント
  5. ディスクのアンマウント
  6. ボリュームラベルの表示
  7. ボリュームラベルの変更
  8. ディスクのデフラグ
  9. ディスクの使用状況確認


ディスクエラーのチェック

Windows :"chkdsk [ドライブ名]"
Mac :"fsck_hfs [ディスク名]"

Windowsの場合、"chmdsk"コマンドを用いる。

"/f"オプションを付与して実行すると、エラー修復ができる

また「チェックをスケージュールしますか」と表示されたら、

「Y」を指定すると次回起動時にチェックと修復が実行される。

Macの場合、"fsck_hfs"コマンドを用いる(※ファイフシステムがHFS+の場合)。

エラーを修復したい場合、対象ディスク以外のメディアから起動する必要がある。

現在のMac OSXはジャーナリングファイルシステムのため、

手動でのディスクチェックは不要


ディスクのフォーマット

Windows :"format [ドライブ名]"
Mac :"newfs_hfs [ドライブ名]"

Windowsの場合、ファイルシステムやボリュームラベルを指定できる。

Macの場合、ファイルシステムは"HFS+"になる。

Macでリムーバブルディスクをフォーマットするには、一旦アンマウントが必要。

尚、FATやNTFSでフォーマットしたディスクはMacでも読めるが、

HFS+でフォーマットしたディスクはWindowsでは読めない。
 

パーティションを表示

Windows :"diskpart"
Mac :"gpt show [ディスク]"

Windowsの場合、対話式コマンドを使う。

"diskpart"コマンドを実行すると専用のプロンプトが表示される。

その上で、"lisk disk"でディスク一覧が表示されるので、

"select disk [番号]"でディスクを選択する。

"list partition"でパーティションが表示される。

Macの場合、実行には管理者権限が必要。


ディスクのマウント

Windows :"mountvol [ディレクトリ] [ボリューム名]"
Mac :"mount_hfs [ディスク] [ディレクトリ]"

Windowsの場合、FドライブをCドライブのディレクトリに

マウントすることで、Cドライブのパスでアクセスできる。

引数なしで実行すると、ボリューム名のリスト一覧が表示される。

Macの場合、"automount"サービスが有効になっていて、

USBメモリなどは"/Volume"ディレクトリに自動マウントされる。

よって、手動でマウントするには、一旦アンマウントする必要がある。


ディスクのアンマウント

Windows :"mountvol [ディレクトリ] /d"
Mac :"unmount [ディレクトリ]"

Windowsの場合、"mount"コマンドに、"/d"オプションを指定する。

Macの場合、"umount"コマンドを実行する。その際、

「umountではアンマウントできないので、diskutil unmountを試してください」

と表示される場合がある。


ボリュームラベルの表示

Windows :"vol [ドライブ名]"
Mac :"diskutil list"

Windowsの場合、システムが生成したシリアル番号も表示される。

ドライブ名を省略するとカレントドライブが表示される。

Macの場合、全てのボリュームラベルが表示される。


ボリュームラベルの変更

Windows :"label [ドライブ名] [ボリュームラベル]"
Mac :"diskutil rename [ディスク名] [ボリュームラベル]"

Windowsの場合、ドライブ名を省略するとカレントディレクトリが対象になる。

Macの場合、アンマウントした状態ではボリュームラベルの変更はできない。


ディスクのデフラグ

Windows :"defrag [ドライブ名]"
Mac :非該当

ドライブ上の断片化したファイルを最適化する操作で、Windowsのみ該当する。


ディスクの使用状況確認

Windows :非該当
Mac :"df"

Macのみ該当。

それぞれのディスクがどれくらい使われているかを表示する


本日はここまで…