コマンド操作系の一覧

コマンド操作

OSにコマンドを直接入力することで、簡単且つ確実に目的の

処理を実行することができる。

それぞれの専用ソフトウェア(※1)上で、適切なコマンドを実行するのだが、

同じ結果を得られるコマンドも、OSごとに異なるため総てを

暗記しておくことは容易ではなく、調べ直すことも珍しくない。 
  • WindowsではコマンドプロンプトやPower Shell
  • Macではターミナル
 
よって、利用頻度の高いコマンドを中心に、Windows, Macそれぞれの

コマンドを逆引き形式でまとめていく。

 
まずWindows, MacそれぞれのOSにおいて、用いるソフトウェアについて記載する。

Windows コマンドプロンプト

Windowsでコマンドを実行するためには「コマンドプロンプト」アプリを利用する。

このアプリを起動するには、

「すべてのプログラム」>「アクセサリ」>「コマンドプロンプト」

を選択する。

コマンドによっては、管理者権限が求められる場合もある。

管理者権限で実行するためには、起動直前に右クリックし、「管理者として実行」を

選択する。

尚、管理者として実行しようとすると、「次のプログラムにコンピュータへの変更を許可しますか?」

と表示されることがあるが、「はい」の選択で問題ない。



WindowsのPowerShell

Windowsには、コマンドプロンプロに加えてシステム管理特化した「PowerShell」も利用可能。

これはWindows OSのバージョンによって、標準でインストールされている場合されていない場合(※2)があるため注意が必要。

PowerShellを起動するには、

「すべてのプログラム」>「アクセサリ」>「Windows PowerShell」>「Windows PowerShell」

を選択する。

尚、Windowsのバージョンによっては「Windows PowerShell ISE」が利用可能。

これはPowerShellのGUI版である。

Macのターミナル

Macでコマンドを実行するためには、「ターミナル」アプリを利用する。

このアプリを起動するには、

「アプリケーション」>「ユーティリティ」

内に同梱されている。

MacOSXのターミナルは日本語の表示や入力に対応している一方、

日本語で書かれたテキストファイルを表示するためには、ファイルが

UTF-8で記述される必要がある。

Windows同様にMacも管理者権限が必要なコマンドが存在する。

Macにおいて、管理者権限を得るためにはコマンドの前に「sudo」

を付与する。 "sudo"でコマンドを実行しようとすると、パスワードの

入力(※3)が求められる。

注意:シェルの変更

Macのターミナルでは、実際「シェル」と呼ばれるプログラムがコマンドを解釈している。

標準では、Linuxでよく使われる"bash"と呼ばれるシェルになっている 。

下記方法で、シェルの切り替えは可能だが、シェルを切り替えるとシェル組み込みコマンドが

変わる可能性があるため、注意が必要。

補足:シェルの切り替え

ターミナルで用いるシェルを切り替えるには、「システム環境設定」>「アカウント」から

自分のアカウントを右クリックし、詳細オプションに表示される「ログインシェル」項目で

切り替えることができる。


※1…OSごとそれぞれに使用するソフトウェアが異なる
※2…Microsoft社のWEBサイトからダウンロードしてインストールが可能
※3…ターミナル画面上には、「Password:」と表示される