コマンド操作系の一覧


ファイルやディレクトリ操作に関して、

下記一覧のコマンドを説明する。

  1. ファイル・ディレクトリの一覧表示
  2. ディレクトリ構造のツリー表示
  3. カレントディレクトリ表示
  4. カレントディレクトリ変更

ファイル・ディレクトリの一覧表示

  • Windows :"dir"
  • Mac :"ls"
ファイルとディレクトリの一覧を表示する。

ディレクトリやファイルを指定しない場合は、カレントディレクトリの内容を表示する。

ディレクトリを指定した場合、そのディレクトリの内容を表示する。

ファイル名を指定した場合、そのファイルの情報を表示する。

隠しディレクトリやファイルを含めたすべての内容を表示するためのオプションもあるため、

詳細は各コマンドのオプションを参照のこと。


ディレクトリ構造のツリー表示

  • Windows :"tree"
  • Mac :初期状態では該当コマンドなし
Windowsでは、標準で用意されていて、ディレクトリ構造をツリー上に図示する。

オプション"f"を用いると、ディレクトリに加えてディレクトリに含まれるファイルもも表示可能。

また、表示の際のけい線はデフォルト2バイトのグラフィック文字。

オプション"a"を用いると、ASCII文字の「+」「|」「-」に置き換わる。

一方Macでは、標準コマンドとして対応しておらず、外部コマンドをインストールすることで

利用可能となる。具体的には、homebrewからインストール可能である。

brew install tree


カレントディレクトリ表示

  • Windows :"chdir"
  • Mac :"pwd"
Windowsでは、ディレクトリ変更コマンドである"chdir"(短縮系 "cd")の後に

何も指定しないと、現在のディレクトリが表示される。

Macでは、ディレクトリを表示する際にホームディレクトリが「~」と

省略表示されることがあるため、pwdを使うことでフルパス表示される。

カレントディレクトリ変更

  • Windows :"cd [ディレクトリ名]"
  • Mac :"cd [ディレクトリ名]"
Windows, Macともに"cd"コマンド。

パス付きで指定したディレクトリがカレントディレクトリになる。

ディレクトリ名に".."を指定すると、1階層上のディレクトリへ移動する。

ちなみにWindowsは、デフォルトではカレントドライブとは異なるドライブへ

移動することはできないため、"/d"オプションを指定する。

注意:相違点

Windowsで"cd" + ディレクトリ名省略で実行の場合、カレントディレクトリが表示

(=Macの"pwd"コマンド相当)されるが、Macで同様のコマンドを実行すると、

ホームディレクトリへ移動となる。




次回以降は、主にファイルの操作(コピー、移動、削除、名称変更) や

ディレクトリの操作(コピー、新規作成、移動、削除、名称変更)などを

解説していく予定。